野球肘
野球の投球動作で痛みが発生します。
特に成長期の投手による使い過ぎ(投げすぎ)が原因です。
痛みのでる部位によって分類されています。
①内側型
投球動作の加速器に肘は屈曲・外反・前腕回外位をとります。
その時に、肘内側に牽引力が加わり筋肉や靭帯などに微細な断裂が起き、痛みが生じます。
②外側型
投球動作の加速期に肘外側に圧迫力が加わり骨の欠損、遊離体などの離断整骨軟骨炎が起こります。
③後方型
投球動作の減速期に肘伸展位で肘後方に牽引力が加わり剥離骨折や疲労骨折が起こります。
通院計画
強い痛みが取れるまでの期間・・・2~3週間
だいたいの症状が取れるまでの期間・・・1~2カ月
急に痛めてしまったというよりも、使い過ぎによる日々の積み重ねで痛みがでていますので、完治するまで長期を要します。
痛みが強い場合は一度野球を中止して治療に専念することをおすすめいたします。
施術内容
患部の炎症を取るために電気の治療を行います。
筋肉が緊張していると患部に負担がかかるためマッサージやストレッチを行い、投球フォームの改善指導などを行います。
注意事項
重症のケースでは一度精密検査をおすすめする場合がございます。
運動後、痛みが強い場合は保冷材などを使ってアイシングを行ってください。